保険代理店とは、保険会社の委託を受けその保険会社のために保険契約の締結の代理又は媒介を行うもので、その保険会社の役員又は使用人でない者を指します。
生命保険募集人、損害保険募集人、少額短期保険募集人を保険募集人とよび募集人が保険募集を行う保険契約の保険者となるべき保険会社(外国保険会社)又は少額短期保険業者を所属保険会社と呼びます。
保険業法において代理店とされるのは損害保険代理店のみとなっており、前述の損害保険募集人の一つの形態として損害保険会社の委託を受けその損害保険会社のために保険契約の締結の代理又は媒介を行うもの(法人でない社団又は財団で代表者又は管理人の定めのあるものを含む)で、その保険会社の役員又は使用人でない者をいうと定められ、保険相談・保険契約の勧誘・保険料の算出・申込書の受付・保険会社への報告・保険料の領収、領収証の発行、交付・保険証券の交付・保険契約のメンテナンス・保険契約者からの事故通知の受付・保険金請求のための書類取り付けのための報告などを行います。
代理店は専業代理店又は副業代理店、保険会社1社のみと委託契約をしている専属代理店又は複数社と委託契約している乗合代理店、個人代理店又は法人代理店などに区別されます。
代理店になるには通常所定の研修を受け試験に合格するなど一定の基準を満たす必要があり委託契約を結んだ上で代理店の所在地を管轄する財務局へ登録しますが、代理店に所属して保険販売を行う人も財務局への届出が必要とされ、一般的にはそれらの届出は保険会社を経由して行われます。
代理店には保険会社から販売商品やその件数に対して代理店の階級に応じた手数料が支払われます。一方生命保険では、生命保険会社の委託を受け財務局に登録された募集代理店(保険業法の代理店とは異なります)、或いは生命保険業界共通体系の研修を受け、生命保険一般過程試験に合格して財務局に登録し生命保険会社に所属している生命保険外務員(セールスレディ或いは保険のおばちゃん)が営業活動を行います。
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