日本人は保険が大好きです。国民の８割以上が何かしらの生命保険に加入しているのです。

生命保険というのは、身近であり、誰もが加入しているものなのに実態は契約者のためではなく売り手のために存在していたりすることが多いものです。

生命保険に入っていないと確かに不安ですし、万が一の時の備えは必要です。

ここまでお話ししてきたとおり、どんな保険に入るかも重要ですが、もっとも大事なのは「誰から入るか」ではないでしょうか。

保険が威力を発揮するのは、緊急事態のときです。色々な特色の複雑な保険から、単純なシンプルなものまでたくさんありますが、契約する時は、健康な状態で頭をフル回転させて、どれにしようか考えることが出来ます。

しかし、備えていたとはいえ、自分が保険の請求をする時が来た場合、それは家族の死亡だったり、病気だったり、介護だったりするわけです。平常心ではありません。そんな時に、我が家の保険を一緒に考え、目を配り気を配ってくれる担当者が存在しているのならば、それは高額の保険にはいるよりも、実は安心出来るものなのではないかと思います。

親戚や友人が頼んできたから付き合いで入っているという人は、とてもたくさんいます。しかし、自分に近い人だからこそ、本当の経済状況は言いにくかったり、隠したりしてしまうことも考えられます。そのような状態で入った保険が本当に必要な保障なのかは、疑問です。

そして、保険業界というのは、離職率の高い業界でもあります。何年か、何十年か先にその保険を使う時にフォローしてくれる人でないと、いけません。

たくさんの営業の人とたくさん話をしてみてください。決して入りっぱなしにならないで下さい。家族構成やライフステージの変わり目に、見直しが必要です。

今まででお話してきたことは、保険のほんの一部分に過ぎません。インターネットを誰もが操り、情報があふれています。自分で情報を集めて比較検討してみてください。

生命保険って勉強すると、案外楽しいものなんですよ。
それでは、皆さんの大切な財産、生命保険がいいものでありますように。

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