介護保険はもっともっと必要とされている保障だと思います。私がここにこだわるのは、実は介護の現場で働いていた経験からです。
両親と同居していて、どちらも在宅介護をするには苦しいけれども、施設に入れるのは順番待ちで何年も待たなくてはいけない、空いているところといえば、料金が高い施設しかなく、そこに夫婦二人を入れるわけにも行かない。背に腹は変えられないから、介護度の高いほうを入れて、一人だけ何とか家族で面倒をみるけれど、それも精神的にも金銭的にも限界!という事例がありました。
また、身寄りが少なく、年金のみの収入で一人暮らし。食べていくのがやっとだったところに、具合が悪くなり介護が必要になったけれども、介護費用が捻出できないという独居の高齢者も数多く存在しています。
今後、公的年金もどうなるかわからず、高齢者の収入も少なくなるわけで、年金で介護をするというのも机上論になりそうです。そこで、介護保険が必要だと思うのです。が、いくら必要だと言っても、死亡保険に入り、医療保険にがん保険、年金だって入りたい、そこへ介護までなんて無理!という方がとても多いのです。
たぶん流れは変わってくるとは思うんですけどね・・・
老後の保障というと、つい年金の心配をしていまいがちですが、それは健康であることが大前提です。入院ともなれば、医療保険でカバーできるのですが、今の日本は医師不足、医療費不足も影響してか、入院は短期間で後は通院対応という方向にどんどん進んでいっています。そうなると、具合が悪く健康な生活を営めないのにもかかわらず、医療費や介護の費用の負担がのしかかってくるのが現実です。こういうときに、生活費としての年金の他に、介護費用の保障が不可欠になってくると思います。
そして、どんな状態になれば、介護保障が給付されるのかをきちんと理解したうえで、介護のリスクを考え、他の保障のように介護保障も考えていかないといけない時代に、すでに突入しているのではないでしょうか?
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