介護保険とはどんな保険でしょう。
介護という概念が生まれたのは比較的最近です。公的介護保険が出来てから、徐々にクローズアップされてきました。
公的介護保険は40歳以降が被保険者になり、介護が必要と認定された場合に、その介護度に応じて介護サービスや支援サービスが受けられるというものです。
これを補う保険として生命保険会社の介護保険や介護特約があります。公的介護保険との違いは、介護状態になったときに、給付金を受け取ることにより、金銭的にサポートを受けられるという点です。公的介護保険の場合は介護度を定期的に見直しますが、生命保険会社の介護保険は一定の介護状態になり、給付金の支払いが生じると、介護年金という形で一生支払われ続けたり、一時金で受け取れたりするなど、その保障の内容はさまざまです。また、介護状態にならなければ、終身の死亡保険として受け取れる商品もあります。
公的な介護度と、生保の介護保険の一定の介護状態とは、必ずしも連動しているとも限りません。その会社によって、公的介護と連動している場合もありますし、医師の診断書を元に、所定の状態になった場合に支払いがされる場合もあります。所定の状態というのは、一般的に公的介護保険の4、5に相当すると思っていればまず間違いありません。
これは、寝たきりや認知症などの、重度の介護が対象ということです。比較的軽度な介護状態では対象とならないことを、覚えておく必要があります。
介護保険として単体で販売しているものの他に、現在入っている保険に介護特約を付加する方法もあります。しかし、介護特約の場合は、定期保険や養老保険など、保険期間の終了があらかじめ決められている保険ではなく、終身保険に付加することをお勧めします。
また保険料は男性より女性のほうがだいぶ高めに設定されています。これは平均寿命から来るものですが、保険料を比べてみると他の保険では見られないほど大きく違うので、驚くかもしれません。
また40歳以降に契約をすると、保険料はかなり高くなってきます。介護保険は医療保険のように、手軽な保険料で一時的な保障とは違って、いつまで続くかわからない長い介護期間を乗り越えるための保障です。死亡保障の必要額を算出するよりも、そういう意味では難しい保険といえるのかもしれません。
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