生命保険選びで失敗しないためには、比較検討が絶対条件です。家を買う時も車を買う時も、見積もりをいくつか取り、比較検討しますね。生命保険でも同じことです。

どのような目的でどのような保険に入りたいかをまず自分で明確にし、その上で保険を設計してもらうようにしましょう。保険に入ろうかな？と思った時、それは何故なのかをもう一度考えてみてください。

一人暮らしで入院した時に入院費が不安なのかもしれません。家族ががんになり、その看病をしながら医療費がとてもかかるのを目の当たりにして、保険会社のカウンターに飛び込んでくる人もいます。結婚や出産を機に考える人もいますし、その目的は色々です。万が一の場合とよく話しますが、人によって万が一は違います。

死亡を万が一だと考える人、死んでしまえばおしまいだからいいけれど、寝たきりや植物状態になって医療費だけかかり続けるのが怖いと言ったお客様もいらっしゃいました。

医療費の保障だけを考えても、生活費や貯蓄から医療費を出せないから、医療保険に入るという方もいれば、病気になったらお金の心配をせずに個室に入り、納得いくまで高額の治療も受けたいからと、高額のがん保険と医療保険を用意する人もいます。家系で脳梗塞が怖いから、長期入院の保険に何が何でも入りたいという人もいます。人によって考える万が一はみんな違うのです。

保険というのは、お金です。お金でリスクを回避する方法のひとつです。感情論ではありません。自分の考える万が一の時に、どの程度お金に困るだろうということを、算出して保険商品を比較検討してください。もちろん、複数の保険会社、営業に依頼します。

その中で、あなたがもっとも納得がいき、安心できる営業の保険に入ればまず間違いありません。
大事なのは入り口ではなく、出口です。加入が目的ではありません。万が一の緊急事態の時に、いかにスムーズに保険金を支払ってくれるか、手続きしてくれるかを見極めてください。