生命保険

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子供の保障、本当に必要?

子ども保険と銘打って、子どもの死亡保障を売っていた大手生保がありました。今はさすがに販売中止になっています。当然です。

子どもの医療保障をという切り口で、死亡保障に医療をセットした保険を子ども保険という名目で販売していたのです。ややこしいことに、学資保険の認知度は非常に高く、子ども保険というと学資保険と勘違いされる方もいらっしゃるのです。

それでも、お守りだからといわれて入ったと毎月毎月、わが子の死亡保障のために1万数千円を支払っているのです。中身がわからないから起こる悲しい事態です。こういう保険に出会うと、必ずいいます。

「お母さん、お子さんが亡くなって悲しい人はたくさんいるでしょう。でも、このお子さんが亡くなったらお金に困る人が、どこにいますか?」

証券を拝見した後、内容を説明しこういうと、この手の保険に入っていた人は愕然とします。言われるままに素直にお守り代わりと入っていたのに・・・

同時に、それでもこれは子どものためだと言い張る方も少なくありません。今までいい保険だと信じてかけてきたわけです。この手の保険には、ちゃんとお祝い金が付加されています。高校や大学進学時に、ある程度のお祝い金が出る仕組みになっていて、貯蓄性があるように見せてあります。しかし、保険料の内訳を調べてみるとその大部分が保障のほうにまわっていて、貯蓄性は決して高くありません。

目的がお客様のためでなく、保険会社の利益のためではないのか?といわれても仕方が無いのでは・・・と思う商品のひとつです。こういう保険に出会ったときは、即時解約をお勧めしてしまいます。教育費が必要ならば、月々の保険料を貯蓄に回したほうが有効だし、医療保障がほしければ、未成年なら数千円で終身タイプの医療保険に加入が出来ます。

昔からよく契約にもって行くために使われるセールストーク、「お守りがわり」は信じないことです。保険は万が一の時のための金銭的な安心のためにあります。保険に入っていることがお守りなのではありません。

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