昔の予定利率の高い時代は、確かに学資保険や子ども保険は実際に助かった!いい保険だったという人がたくさんいました。受け取る学資保険の保険金は支払い保険料総額より、大きく増えたし、保険会社の商品ですので、親の死亡などのリスクヘッジも出来ていて、保障と貯蓄を兼ね備えたとてもよく出来た商品でした。
しかし、今は違います。
保険料を積み立てているつもりでも、実際に受け取り金額はそう増えません。増えないどころか、元本割れを起こす場合すらあります。では、何のために入るのでしょう。
この保険のいいところは、契約者である親が死亡した場合、保険料が免除となり契約は続行されて保険金も満額受け取ることが出来るのです。
やっぱり、それなら掛けたほうがいいじゃない。と思われるかもしれませんが、これは別に親の死亡保障を見直せば済む話です。子どもの教育費がかかるのは、せいぜい20年ほどでしょう。それに子育て世代はまだまだ年齢も若く、安い掛け捨てタイプの定期保険を親が死んだ時、教育費の目的で、数百万増やせば済むことです。いくらでもないですよ。保険料。1000円、2000円もあればおつりが来ます。そうなると、元本割れをおこしてでも学資保険や子ども保険に入る必要はなくなってくるわけです。
また、子どもの医療保障をメリットに上げる人もいます。しかし、自治体の医療保障をまず調べてからにしてください。乳幼児は医療費は無料ですし、自治体によっては小学校に上がってもさまざまな医療費補助を行っているところも少なくありません。
それでも医療保障をつけたいようであれば、医療保険に単体で入ったほうが、将来的にも保険料も安くすみ安心できます。
それでも、学資保険に加入を検討するのは、保険だと思って月々の保険料を引き落とすようにすることで、目的を限定してほかの事で手をつけないようにするためという方も、たくさんいます。子どもが生まれたら学資保険に加入という図式は、だんだん変わってきています。
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