がんと診断されたら100万円受け取れます!という魅力的な保障があります。
まずは診断がおりた時点でまとまった給付金が受け取れるというのは、何より安心です。が、ここにも落とし穴があります。
一度診断給付金を受け取ったら、再発しても別のがんにまたかかってももう2度と出さないタイプの保険があるのです。同じがんになったのにー!損だ!と思いますよね。
しかし、何度でも診断給付金を出します!というがん保険もあります。 あぁよかった。こっちのほうがいいわ!何度でも出るタイプに入りましょう。
本当に、そっちでいいですか?いいんですか?
よく、見てみましょう。何度でも診断給付金が受け取れる保険にはちゃんと小さな字で条件がついています。
「2年以内の再発に対しては、診断給付金の支払いは免責とする」
要するに、2年以内にまたがんになっても、それは出さないよ。2年以上たってがんになったら、診断給付金払いますよ。ということです。
なぜ、保険会社はこんなことをわざわざ言うのでしょう。
答えは簡単。がんの再発が起こるのは約8割が2年以内だからです。
また、診断給付金というのは、保障の中でも保険料の高い部分なのです。ためしに診断給付金をなくした設計を出してみてもらうと、よくわかります。大きく保険料が下がるはずです。がんになるのは、今や2人に1人。5年生存率とよく耳にしますが、5年生存して一応完治と一区切りつける考え方です。これががんにかかった方の7割ほど。残りの3割の中で、2年以上たってからの再発が約2割・・・
だいぶ大雑把な考え方ですけれど、この確率と、保険料を比べて自分ならどうリスクに備えるかを考えるのです。この割合は時間とともにどんどん変わっていきます。がんについては、国をあげて対策をしているところです。新たな治療法がこれからたくさん出てくることは間違いないですし、死亡率も再発率も変わっていくでしょう。
そうそう、簡単に大金は出ない仕組みになっていますね。後はあなたの価値観で決めてください。
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