契約年齢とは、生命保険を契約する際の被保険者の年齢を指します。
保険料や保険期間或いは保険金の算出基準となるもので年齢が高くなれば保険商品によっては保険料の払込期間などとの関係から契約できないものもあります。
生命保険の契約年齢は、契約日を基準として満年齢の6ヶ月以下は切り捨て、6ヶ月超1年未満は1歳切り上げて計算する「保険年齢」を採用している保険会社、契約申込の翌月1日における被保険者の満年齢とする保険会社或いは満年齢で1年未満の端数月数を切り捨てる「満年齢」を採用している保険会社があります。
生命保険の保険料は年齢が上がるにしたがって高くなり全期型の保険では契約時の保険料が払込期間中一定となるため契約時の1歳分の保険料の差が保険料総額に大きく影響します。
例えば契約年齢30歳(30歳と6ヶ月以下)の男性が保険料払込期間60歳までの死亡保険金1000万円、高度障害保障1000万円のシンプルな終身保険に加入した場合と、同じ商品に契約年齢31歳(30歳と6ヶ月超)で加入した場合を単純に比較して見ますと、払込回数は355回と354回、保険料の差額が700円として契約年齢31歳で加入するより354回×700円の約250.000万円から1回分の保険料を差し引いた保険料が節約できます。
また、30歳と31歳、31歳と32歳とその差は同じ1歳ですが保険料の差額は年齢が上がるに従って開いていきます。
国民年金基金でも同様に1口目の年金月額の基本額が2万円の掛金は31歳0ヶ月(満年齢30歳)で9.740円、31歳1ヶ月(満年齢31歳)で10.180円となっており、加入日が1ヶ月違うだけで440円掛金が高くなり、60歳まで掛金を払い続けると348回×440=約153.000円マイナス9.740円で約142.000円が節約でき年金額は変わりません。
ただ契約年齢が上がり保険料が高くなるからといって十分な検討もせずに保険に加入するのは拙速で、結局保険の見直しを余儀なくされることになりかねません。
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