女性特約とは、女性特有の疾病で入院すると主契約の入院給付金とは別に特約の入院給付金が給付される特約を指します。　

女性医療保障特約・女性医療特約・女性疾病特約・女性疾病保障特約など実に様々な名称で販売され、多くの保険会社では乳がん、子宮がん、卵巣がん、乳腺症、子宮筋腫、子宮内膜症、流産、妊娠・分娩及び産褥の合併症、卵巣機能障害、卵巣脳腫、間接リウマチなどを女性の特定疾病として対象にしているようです。

保険会社や商品によって異なりますが悪性新生物として子宮がん、乳がん、胃がん、直腸がん、肝臓がん、肺がん、骨肉腫、白血病など女性がかかる悪性新生物全て。特定の良性新生物として子宮筋腫、良性新生物(乳房・子宮・卵巣・腎・腎盂・尿管・膀胱・甲状腺) 甲状腺腫・クッシング症候群・卵巣機能障害・鉄欠乏性貧血・紫斑病・血小板機能障害・低血圧症・慢性リウマチ性心疾患・胆石症・胆のう障害・ネフローゼ症候群・慢性腎不全・膀胱炎・腎結石・尿管結石・乳房の障害・女性生殖器の障害・流産・妊娠の合併症・分娩の合併症・産褥の合併症・リウマチ性多発筋痛・慢性関節リウマチなども保障対象としている商品もあります。

しかし、これらの疾病が女性特約や女性専用の医療保険に加入しなければ保障を得られないわけではなく女性特約や女性専用の医療保険は女性の特定疾病に対する保障を手厚くしているだけです。つまり一般的な医療保障だからといってこれらの疾病が保障の対象から外されているわけではなく、入院給付金の額が減額されるわけでもありません。

女性特約を付加していればその規定された女性特有の疾病に対して入院給付金が支払われ通常の医療保障の入院給付金との合計額を受取ることができます。ただ商品によっては入院だけを特約の対象とし手術に対しては給付対象としない商品もありますので、入院も手術も対象になっているかを十分チェックすることが必要です。