定期保険とは、保険期間を定めた保険でその保険期間中の死亡した場合のみ死亡保険金を受け取ることのできる保険を指します。
保険料の殆どは死亡保障に充てられるため満期保険金はなく、1年・5年・10年・15年など年満了の定期保険と60歳満期など歳満了タイプがあります。
定期保険は保険期間中に支払事由が生じなければ1円も戻ってこない掛け捨て保険ですが一定期間だけ大きな死亡保障が必要な人には割安な保険料で保障が確保できるため便利な商品であるといえます。短期の年満了タイプの定期保険では保障の継続を希望する場合は健康状態に関係なく原則としてそれまでと同じ保障内容・保険金額で更新することができこれを更新型とよびます。しかし更新時の年齢・保険料率に基づき保険料の再計算が行われますので保険料は高くなります。
一方歳満了など期間の長い定期保険では保障内容や保険金額の変更をしない限り、保険期間中に保険料が増減することはなく一定でこれを全期型とよびます。更新型は加入当初の年齢の低い間は安い保険料で大きな保障を確保できますが、全期型と同じ年数の保障を確保しようとすれば保険料の総額は全期型を上回ります。
また、更新型で保険金額を減少させて更新しても保険料が少し安くなるだけですが、全期型で加入し途中で保険金額を減少させるために一部解約という形をとれば、保険料も安くなり僅かですが解約した部分に対する解約返戻金を受け取ることができる場合もあります。
多くの保険会社が多種多様な保険商品を販売していますが、商品の選択はいうまでもなく契約の仕方一つで最終的に支払う保険料総額が大きく異なってくることも多々あります。行政の手続でも同じことが言えるのですが、請求すれば受け取ることのできるものを請求できることを知らなければみすみす受け取らずに終わり、教えなかった方に過失はなく知らなかったほうが悪いということになります。つまり知らないことで被る不利益をなくすため保険に対する知識をより多く持ち、セールストークを鵜呑みにせず質すべきはしっかり質したいものです。
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