こども保険とは、子供の成長に伴って必要になる教育費の確保や子供の医療保障に特化した保険です。　

教育費を積み立てる目的の商品、子の医療保障が目的の商品、教育費積立と医療保障を兼ね備えた商品があり、親が契約者となり子を被保険者として契約する保険が殆どで、教育費の積立に重点をおいた商品は従来学資保険とよばれ一般的なこども保険とは区別されていました。かんぽ生命を除けば内容的には学資保険とよばれてもいい商品であっても共通してこども保険と呼ばれることが多くなっています。

教育費の積立に重点を置いた商品では、契約者である親に万一のことがあった場合は以後の保険料の払込が免除され約束された学資については満額受け取ることができます。商品によってはその学資にプラスして育英資金が支払われるものもあります。医療保障が目的の商品は子供のけがや病気による入院・通院・手術などに対して保障されます。また教育費と医療保障を兼ね備えた商品は医療保障のために保険料の一部が充てられるため、教育費の積立に重点を置いたものに比較すれば受け取ることのできる祝い金(一時金ともいいます)や満期保険金(満期祝い金とも言われます)の総額は少なくなります。

こども保険の場合15歳・17歳・18歳・20歳・22歳で満期を設定する商品が多く、大学(或いは予備校)入学時の費用が最も大きく18歳満期だと入学金の納入に間に合わないということから17歳満期が設定されるようになりました。ただ貯蓄のつもりで加入する場合途中で受け取る祝い金や満期保険金の総額が払込保険料総額を大幅に下回るようであれば銀行や郵便局の積立で教育資金を用意する方が賢明かもしれません。こども保険を検討する余裕がある人は既に自分自身の定期保険や終身保険に加入していると思われ、万一に対する保障をこども保険に求める必要は無いでしょう。