三大疾病とは、がん(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・一過性脳虚血発作)を指します。
平成18年の人口動態調査、主要死因年齢階級別死亡者数の統計によると、がん(悪性新生物)による死亡者は約20万人、急性心筋梗塞に限定した死亡者は約2万5千人ですが、高血圧性の心疾患を除く心疾患全体の死亡者は約8万人を超え、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・一過性脳虚血発作)による死亡者数は約6万2千人で、わが国の統計において死亡原因疾病の上位を占めています。
またこの三大疾病の死亡者についてはその殆どが55歳以上であり、75歳以上になるとその数が急激に増加します。人間の身体の細胞や組織の老化が最大の原因ではあるのですが、これらの疾病に罹患することなく生涯を終える人も多くいることからも、個体の持つ様々な条件が絡み合いこれらの疾病を発現させているといわれています。
がん(悪性新生物)では、喫煙・食物・栄養・飲酒・身体活動・持続感染(ウィルス、細菌、寄生虫)、環境汚染などの有無によりその発現リスクが大きく異なり、心筋梗塞では危険要因として、喫煙・食事・肥満・糖尿病・運動不足などとなっており、引き金となる要因として、過度の疲労・睡眠不足・激務・ストレスなどが挙げられます。
又脳卒中では危険要因として、喫煙・塩分の過剰摂取・糖分の過剰摂取・脂肪分の過剰摂取・過度の飲酒・過剰な飲食・運動不足などとなり、引き金となる要因としては、適度な水分補給をしない・過労・熱い風呂や長時間の入浴などが挙げられます。これら三大疾病といわれるものに限らず生活習慣を少し見直し改善することで防ぐことができる疾病は多くあり、誰もが今一度自分自身の生活習慣に目を向けてみる必要がありそうです。
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