生命保険

  • ブックマークサービスに追加»
  • はてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに追加
  • livedoorクリップへ追加
  • Googleブックマークへ追加
  • niftyクリップへ追加
  • fc2ブックマークへ追加

肝硬変(かんこうへん)

肝硬変とは、慢性的な炎症によって肝臓の細胞が徐々に破壊され次第に線維細胞に置き換わり、この置き換わりが一定の基準を超え肝臓本来の働きを損なう状態を指します。

劇症肝炎や重症肝炎を除けば慢性肝炎から徐々に進行して肝硬変に至るものの割合が非常に高く、またわが国で見られる肝硬変の殆どは肝炎ウィルスによるものか長期の大量飲酒によるものとされています。

肝炎ウィルスで肝硬変の原因となるのはB型肝炎ウィルスとC型肝炎ウィルスの二つでこれらのウィルスによって慢性肝炎が長期的に持続すると肝硬変に移行します。肝硬変の症状は肝機能の低下そのものに起因するものと、二次的に起こるものとに大きく分けることができます。

肝臓は生体において様々な役割を果たしておりその主なものは蛋白や脂質などを作ること、身体の中で不要になったものを分解することなどです。しかし肝硬変になるとアルブミンという血液の浸透圧を保つために重要な役目を持つ蛋白合成能力が低下し浮腫(むくみ)が特に下肢に多く現れ、浮腫が強いときには尿量の現象も多く見られます。また腹水・胸水が溜まりやすく、凝固因子や血小板の低下によって鼻血が出やすい・歯茎から頻繁に出血する・軽いうち身でもあざになりやすい、など出血傾向とよぶ症状が見られるようになります。

一方不要物の分解能力が低下するとアンモニアなどの有害物質が血液中に増加し、肝性脳症とよばれる精神症状が出現しますがこの症状には個人差が多く、また自分自身で気がつかない間に進行しますので早期発見には家族や周囲の人の協力が欠かせません。

二次的に起こるものとしては、肝臓に血液が通りにくくなり肝臓以外の経路で血液を流そうとするためにできる主に食道や胃にできる静脈瘤からの出血で、この静脈瘤からの出血は大量の吐血となることが多く生死に関わることもあります。

スポンサード リンク
[↑]ページの先頭へ

運営者・お問い合わせ  プライバシーポリシー
Copyright(c) All Rights Reserved.