がん(悪性新生物)とは、体内で異常な細胞や組織が増殖しその結果生じた塊が隣接の正常組織を圧迫・侵襲して破壊し、又血液やリンパ液によって他の部位や組織に転移する病気の総称です。
悪性腫瘍も同義語として用いられており、身体の様々な機能維持に資する正常細胞と異なり、大きさ・形・染色体などに異常のある細胞が無秩序な増殖を繰り返します。
「がん」はわが国の病気による死亡者に占める割合が一番高く年間20万人以上の人がこの「がん」によって亡くなっています。その「がん」の中では1.肺がん・年間約6万人、2.胃がん・約5万人、3.大腸がん・約4万人、などとなっており、乳がん、子宮がん、前立腺がん、肝細胞がん、膵がん、食道がん、脳腫瘍、咽頭がん、膀胱がん、胆嚢がん、悪性骨腫瘍、アスベストの吸引による胸膜中皮腫、その他にも様々な部位の「がん」があります。
このうち厚生労働省が「がん」検診の効果が科学的に証明されているとして検診を推奨している「肺がん」「胃がん」「大腸がん」「乳がん」「子宮がん」の5つを主要5がんと呼び早期発見の重要性から定期的な検診を呼びかけています。
また、生活習慣によって「がん」の発症リスクに大きな差があり、運動によって結腸がんのリスクが低くなることや、過体重と肥満で食道がん(腺がん)、結腸がん、直腸がん、乳がん(閉経後)、子宮体がん、腎臓がんのリスクが高くなること、飲酒で口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、肝がん、乳がんのリスクが高くなるなど関連が確実とされるものがあります。
また、特殊な食品では、アフラトキシンというカビ毒で肝がん、中国式塩蔵魚(ちゅうごくしきえんぞうぎょ)で鼻咽頭がんのリスクが高くなることも関連が確実であるとされています。
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