掛け捨てとは、保障を主目的とし保障期間が満了しても満期保険金のない定期保険などを指します。　

保険会社が販売している様々な商品の保険料は一般的に保険期間と保険金額で決まり、同じ保険金額でも保険期間を短くすれば当然保険料は安くなりますが通常保険期間の短い保険には殆ど解約返戻金がなくいわゆる掛け捨て保険となります。

しかし子供が成長し独立するまでの保障だけが必要であるなど保障の目的や期間がはっきりしていれば、安い保険料で必要な保障が確保できる掛け捨ての定期保険が十分役に立ち、死亡保障に限定すれば短期の定期保険、収入保障保険、逓減定期保険などがこれにあたります。

「短期の定期保険」ではその多くが1年から10年位で設定され、期間がそれ以上になる場合などでは満△△歳までなどとされているようです。

「収入保障保険」は保険期間中に被保険者が死亡すれば遺族に契約した額が毎年支払われる保険で、年金の受け取り期間が保険期間中であれば死亡時期にかかわらず10年などとあらかじめ決められている(確定年金タイプ)と、死亡時から保険期間満了時までの期間が受け取り期間となる(歳満了年金タイプ)とがあり、(歳満了年金タイプ)では保険期間満了直前に死亡した場合には最低保証期間が設けられ最低保証期間を長く設定するほど保険料が高くなります。

またこの収入保障保険は保険会社によっては主契約として加入できる場合と特約としてだけ契約できる場合とがあります。

「逓減型定期保険」は保険期間中の保険料は一定ですが死亡保険金の額が一定の割合で減少していく保険で、何年毎に何%づつ減少させるかなど保険会社によって様々なプラン設定がされ、年齢、子供の数やその年齢などに合わせた柔軟な選択が可能になりますが、長期的な生活設計を立てた上でプランの決定をする必要があります。