医療保険とは、病気やけがで入院したり所定の手術を受けたりしたときに給付金を受け取ることのできる保険を指します。
病気やけがの保障に重点がおかれているため死亡したときの死亡保険金は貯蓄型の保険と比較すれば僅かで、保険期間を一定とした定期タイプと一生涯保障する終身タイプがあります。
定期タイプでは保障を継続したい場合一定期間ごとに更新する必要があり、更新時の年齢、保険料率で再計算された保険料が適用され、保障内容に変更がなければ保険料は年齢が高くなるため当然高くなります。一般的な医療保険は病気やけがで入院・手術をした場合に限って保障されるもので、入院することが前提となっています。治療費がいくら高額であっても入院しなければ医療保険の給付金を受け取ることはできず、通院特約をつけているとしても単に医師の診察や治療を受けただけで支払われることはありません。
通院給付金は原則として入院給付金の支払事由に該当するような病気・けがで入院し、退院した後それら病気・けがを理由として通院治療を行う必要があるときにのみ支払われますが、入院を伴わない通院に対して給付金が支払われる医療保険も例外的にあります。
医療保険では入院給付金の保障内容は、けがのみ・病気とけが・がん・生活習慣病・女性疾病など、また入院日数は日帰り・2日目から・5日目から・8日目から・長いものでは20日目からしか支払われない商品もあり、手術給付金の有無についても商品によって異なります。
また入院日数については現在多くの保険商品が1入院支払限度日数を40日・60日・120日・180日、通算で730日・1000日・1095日で設定していますが、入院日数の長期化を抑制する政策によって従来に比べ入院日数が短くなっており、20日目から支払われる商品などでは余程重い病気やけがでない限り免責期間中に退院してしまうことになり保険としての機能に疑問が残ります。
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